絵師100人展 10
Eshi100 - Contemporary Japanese Illustration「絵師100人展 10」は「和」がテーマです。
「和」は、「和風」「和食」「和服」など、日本を表す言葉としてよく使われており、古くは日本そのものを指す言葉として用いられていました。また、「穏やか」「なごやか」、さらには「秩序」「安寧」などの意味を持ち、道徳的な規範を示す言葉にもなりました。他社や異なるものと調和して安らかな秩序を示す「和」は、人と人との関わり方がめまぐるしく変わり、これまで以上に多様な価値を認め合おうとする現代においてこそ、その意味をもう一度見つめ直したい言葉です。今回で10回目の開催となる本展には、様々な「和」の作品が一堂に集まります。絵師たちの思い思いの作品を通して、日本が培ってきた「和」の文化と意味を改めて見つめ直す機会となることでしょう。
ウエダハジメ
うたたねひろゆき